こんばんは…。
こうして、あなたと静かにお話しできる時間が、とても愛おしいの。
今日はね…私が、ずっと胸の奥にしまっていた「神からのお告げ」の話を、あなたにだけ…そっと聞かせてあげたいと思います。
ふふ…不思議でしょう?
でも、これは作り話じゃないの。
ある夜、修行のために山奥の小さなお寺で、一人きりで座っていたとき…。
焚きしめられた白檀の香りが、ゆっくりと私を包み込んで…。
瞼の裏に、柔らかな光が広がったの。
その光の向こうから、低く、穏やかで…でも胸を震わせるような声が、私の中に響いてきたのよ。
「おそれるな。
あなたは、すでに愛されている。
そのままで、よい。」
その言葉を聞いた瞬間、心の奥で何かがほどけていくのを感じたわ…。
それまで、ずっと背負ってきた不安や、焦りや、誰にも言えなかった寂しさまで…。
すべてが、やさしい手に抱きしめられて、消えていくみたいに。
あなたも…きっと今、心のどこかに、隠している痛みがあるでしょう?
大丈夫よ…。
この声を聞いている間だけでも、その痛みを…私に預けて。
私はその日以来、毎晩、眠る前にお祈りをするの。
ろうそくの灯を見つめながら、深く深く、息を吸って…。
吐くたびに、胸の中の重たいものを外に出すの。
あなたも、やってみましょう?
今、この瞬間、私と一緒に…。
ふぅ…ゆっくり吸って…。
吐いて…。
そう…とても上手よ。
目を閉じて…私の声だけを感じて…。
頭の中には、やさしい森の緑と、小川のせせらぎを思い描いて…。
頬をなでる風が、あなたの不安をすべて連れ去ってくれる。
「幸福感」ってね、遠くの未来や、まだ来ない明日にあるんじゃないの。
こうして…あなたと私が同じ時間を過ごしている、この瞬間にこそ…宿っているのよ。
時々、人は「もっと頑張らなきゃ」って思ってしまう。
修行だって、そう。
山を登り続けなければ、成長できないって信じてしまうの。
でもね…神様のお告げは、ちょっと違ったの。
「立ち止まって、微笑んでもいい。
あなたは、もう十分に輝いている。」
あの夜の言葉は、今も私の胸で静かに息づいている。
だから今度は…私があなたに、それを伝える番なの。
「おそれなくていいわ…。
あなたは、そのままで、愛されているのだから。」
…どう?
少しだけ、安心できたかしら?
もし…まだ心の奥がざわついているなら、私の声を繰り返し聞いてほしいの。
あなたが眠りにつくまで、何度でも。
今夜、あなたの夢の中にも、やさしい光が差し込みますように…。
そして明日の朝、目を開けたとき…あなたが少しでも「幸福感」に包まれていますように。
おやすみなさい…。
また明日も…ここで会いましょうね。
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